登記した直後が結構忙しい!
登記後すぐにしなければいけない手続きが沢山あります。
期限が過ぎて怒られたくないので、計画的に進めましょう。
どの手続きも郵送などに対応しているので、必ずしも直接出向く必要はありませんが、私は書類の不備が心配でスタッフさんに直接確認して欲しいそして修正してそのまま提出したい派なので、各所回ってきました。
1 法務局
登記後最初に行く場所は法務局です。
登記で登録した会社実印の印鑑証明や登記事項証明書を取得するのに使う『印鑑カード』を発行してもらいます。
印鑑カードの手続きの期限はないみたいですが、これを使った手続きが期限付きなのですぐやりましょう。
法務局で印鑑カードを発行してもらう時の持ち物
-
- 会社実印
- 印鑑カード交付申請書
法務局のホームページからダウンロードして記入して持って行きました。
印鑑カードの発行は最寄りの法務局で出来るようだったので、車で30分程の法務局へ。
無料駐車場が30台ほどありましたが、平日の午前中で5台位しか停まっていなくて余裕の駐車。助かります。
局内も空いてて、用意して行った書類(訂正箇所があったけど二重線でOKだった)を提出して、少し待ったらカードを発行してもらえました。
ここでも滞在時間は30分もかからず。
すぐに使う分の登記事項証明書(年金事務所用 銀行口座開設等に原本が必要ならもう一枚)を一緒に取得して、つでに夕飯の買い物をして帰宅。
登記事項証明書は最低3通コピーしておきます。
2 年金事務所
期限が短いのはこちらです。
「事案発生から5日以内」つまり給料が発生する日の初日から5日以内に届出する必要があります。
起業してすぐ給料が必要な場合は、すぐに届出しましょう。
最初の給料日ではなく給料の発生する最初の日なのがポイントです。
年金事務所に届出する時の持ち物
- 健康保険・厚生年金保険新規適用届 freee会社設立でも印刷できます
- 被保険者資格取得届
↑の2枚はExcel版をダウンロードして入力して印刷しました - 登記事項証明書(原本)
新規適用届は会社が社会保険を払うようになった事の申請。
会社の所在地の図を書く欄があるのですが、地図書くの苦手なんで、Google Mapをスクショして白黒にして貼付けて印刷しました。
被保険者資格取得届は自分がこの会社で給料を受け取り、社会保険を納めるようになった事の申請です。
お給料をいくらにするのかとか、マイナンバーを書く欄とかがあります。
個人の税金関係のデータをマイナンバーで管理しているようです。
効率化は良いことだ。
こちらは駐車場が少なかったので、近くのコインパーキングに停めました。
駐車場代はもちろん経費にしましょう。
個人の年金の相談窓口は待ってる方もいましたが、会社関係の届出窓口は待ち人0でした。
これも記入ミスがあったので、その場で訂正して提出できました。
役員報酬が出ない場合は?
急いで届出を!なんて書いていますが実は、この時私は新規適用届を出していません。
出したのは一回目の決算後の2期目です。
起業したばかりで利益が出てないので、儲かったらお給料もらうようにしようと考えていました。
注意しなければいけないのが、社長などの役員の報酬は一年間の決まった期間しか変えられません。
起業した直後の場合は起業日から3ヶ月以内に役員報酬を決めなくてはいけません。
私はぼんやりしてたのと、報酬をいくらにしたら良いかわからなかったので、3ヶ月を過ぎてしまい、一年間無報酬になりました。
無報酬ということは社会保険料が発生しないので、加入できません。
ので、会社の代表ですが、夫さんの扶養に入ったままになりました。
扶養を続けるか、抜けるかは専業・兼業問わず妻にとっては重要なポイントですよね。
私の扶養がどうなったかは、今度別の記事に書こうと思います。
起業してから社会保険に入らずにいると、年金事務所から電話がかかってきました。
社会保険加入の手続きが出されていませんのでお電話させていただきました。
起業したばかりでまだお給料が出てなくて、保険料をお支払い出来ないのですが、加入しなければいけませんか?
との事で、給料0円なら社会保険に入らなくても大丈夫です。
3 税務署
会社を作ったので今度から税金払いますよ・・・という申告、税務署に届出をします。
こちらもお隣の市に車で行きました。
税務署に届出する時の持ち物
- 法人設立届出書(原本と控)
- 青色申告の承認申請書(原本と控)
- 給与支払事務所等の開設届出書(原本と控)
- 源泉所得税の納付の特例に関する申請書(原本と控)
これ出すと所得税などを毎月計算して納付しなければいけないものが、
半年に1回で済むようになります。
上記の4枚はfreee会社設立でも印刷できます - 定款のコピー
- 登記事項証明書のコピー
合同会社は株主がいないので株主名簿はいりません
賃借対照表は提出しませんでした
この控えが大事…!
私も夫さんも控えの重要さを知らずに持って行かなかったんです。
職員さんに「控えの印は大丈夫ですか?」と聞かれたんですが、
とっさに元気に私「(?よくわからんけど)大丈夫でっす!」と答えてしまって、
不思議そうな顔をされましたが、そのまま受理されました。
税務署にある申請書類は複写になっているので心配ないのですが、ネットからダウンロードすると、便利なんですが、控えとか忘れがちです。
後になって、法人設立届出書のコピーを見せなくてはいけない場面が何度かあり、
控えをもらい忘れた事情を説明するのがとっても面倒でした…。(後に再発行しに行きました)
控えは必ずハンコをもらって大切に保管しましょうね!(切実)
4 県税事務所と市町村の役所
こちらも起業して1か月以内に届出します。
県と市の税事務所に届出する時の持ち物
- 法人設立届出書(県税事務所提出用 市町村提出用)(原本と控え)
- 定款のコピー
- 登記事項証明書のコピー
県税事務所は税務署の近くだったので、そのまま徒歩で向かい、
市役所はお家の近くなので帰りに寄りました。
どこへ行っても「控えに印は?」と聞かれました…。
さすがに3件目で控えの印を確認されたときに不安になり、帰ってから調べましたね。
時すでに遅しでしたが…。
役員以外で、すぐにアルバイトなどを雇う場合はこのほかに労働保険の手続きが必要になりますが、
今回はまだ人を雇用しないので手続きしません。
夫さんの給料をつけるようになったら考えます。
税や保険関係の手続きはこれで終わりです。
5 法人用の銀行口座を開設する
登記などの書類が揃ったので、銀行口座を作る事ができるようになりました。
弊社は近所の駐車場が停めやすい銀行とネットバンクの2つを開設しました。
銀行口座開設に必要なもの
- 口座開設申込書類
- 銀行印
- 定款のコピー
- 登記事項証明書のコピー
- 代表者の免許証など身分証明書
銀行によって必要書類が異なる場合があるので要確認
近所の銀行は今後借入の相談をするため、ネットバンクは便利に使えるかなと思っての開設です。
振込手数料とかはやっぱりネットバンクが安いですよね!
土日でも、深夜でも、スマホやコンビニで使えるの、本当に便利な世の中になりましたね(*’ω’*)
近所の銀行さんは後日、会社の実態があるか確認にいらっしゃいました。
普通に自宅の表札の下にテプラで会社名貼っただけの会社ですが、認めていただけたみたいです。よかった。
ネットバンクさんはネットと郵送で手続き完了です。
まとめ
以上で起業後すぐやる手続きはおしまいです。
結構あちこちに出かけました。おつかれさま、自分!
38歳にして新しい経験で不安もいっぱいでしたが、結構面白かったです。
いくつになってもワクワクってできるんですね。
- 法務局 (印鑑カード取得)
- 年金事務所 (新規適用届)
- 税務署 (開業届)
- 県税事務所(開業届)
- 市町村の役所(開業届)
- 銀行(法人口座開設)
これからは実際に会社を経営していかなくては。ダラダラしたいけどがんばるしかない。
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