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銀行からお金を借りました

銀行からお金を借りました 起業・ビジネス

起業したてでは簡単にお金を借りられない!

とある仕入れに1,500万ほど必要になり、資本金100万の弊社では全く足りないのでお金を借りることにしました。

1500万が必要になるのは一年後くらいになるので、大金を借りる前に外注に支払う300万程を練習がてら借りてみようと、会社の通帳を作った信用金庫さんに軽い気持ちで相談に行きました。

窓口のお姉さんに融資の相談をしたいと伝えると、奥から男性職員さんが来てお話を聞いてくださいました。

名刺を渡し、起業したばかりという事と、起業した証拠の書類を見ていただいて、外注の支払いに300万必要だと伝えます。外注や売上の見積書や契約者などもお見せしました。
決算書があれば見せてほしいとの事でしたが、まだ決算を迎えていないのでありません。

300万の返済は、売上が入る数ヶ月後にはできて、一年後位に1,500万借りる必要がある事も伝えました。

職員さんの話では、創業期は運転資金として、長期の借入をされる方が多くて、すぐ返済する借入をする方は少ないとの事。
恐らく借入はできるのですが、ローン会社と相談するので、後日電話でご連絡します。との事で、その日はそれで帰宅しました。

次の日、担当してくださった職員さんから電話があり、

「200万円までなら融資できます。金利は13.5%で、キャンペーン中なので1%サービスで、12.5%になります。」との事…。

金利高くない?13.5%って普通かな?
その夜、夫さんと相談して借入するのはやめて、外注費は私の貯金から出しました…。
貯金は役員借入金として会社に貸し出して、お金が入ったときに返してもらいます。
(自分で口座間を移動させるだけ)

そのあとネットで事業資金の借り入れについてちょっと調べた(遅い)んですが、
起業したての会社では詐欺や倒産の可能性も捨てきれないので、お金を貸す側も慎重になってしまうようですね。
起業して1~2年はお金借りるの難しいよ。最初はお金借りなくて済むように資本金を余裕のある設定にするように!とどこかのブログに書いてありました。

税理士さんに相談してみた

いよいよ本気で仕入金が必要になってきた頃、以前の記事で書いた税理士さんと契約したので、融資についても相談してみました。

同じ信金さんですが、別の職員さんと繋いでいただき、決算直前ですが、仮の決算書を作っていただくことで弊社のお金の流れが見えるようになったのか、最初から借りられる前提でサクサクと話が進みます。

自分一人で相談に行ったときは、中々話が進まなかったのに、プロに頼むとこんなにもスムーズにいくのか(;・∀・)

創業期に税理士、おススメです!

自治体の創業支援の提案をしてくれた

初めて事業を起こす人には自治体から支援金がもらえたり、融資の利子を引き下げてもらえたり色々と優遇措置があるみたいです。

何かの機会に目に入ったけど、よくわからなくて気にしてなかったのですが、創業前から制度を利用していれば、最初の登録免許税6万円が半額になったり、会社の設立前からお金を借りられたりして、余裕の経営がスタートできていたかもしれません。

お金を借りる必要がない事業をやる方は関係ないかもしれませんが、お住まいの自治体で創業支援や経営支援の制度があるか、一度調べてみる価値はあると思います。
私の出身地の自治体は返済不要の助成金がでるようでしたので、惜しいことをしたかも。

弊社が利用したのは利子を下げてもらえる(利子の何割かを年一回、市が口座に振り込んでくれる)という支援でした。

そちらの支援を受けるには銀行の開催するセミナーを受講することが条件でしたので、平日日中ですが勉強会に参加しました。内容は、

創業セミナーで習ったこと
  • 経営の基礎知識
  • 財務の基礎知識
  • 人材育成
  • 販路開拓

でした。
経営と財務はとても勉強になりましたので、初心者の私は受けておいて良かったと思います。
特に財務は大事です。売上高から純利益を計算するまでの流れなどがざっくりわかりました。(完璧に理解はしてない)

今の所、人を雇う予定のない弊社は人材育成はあまりピンとこない話でしたし、
販路開拓の話は、実際に実務を担当する夫さんが聞いた方が良かったかもな、と思います。

妻社長では夫も保証人になる必要があった

その時点の私の役員報酬が0円だったからかもしれませんが、夫さんも連帯保証人になる必要があり、本業の会社の説明や源泉徴収票の提出が必要でした。

ここで問題なのは、夫さんは私が代表の会社には無関係の人間という事になっている(ボランティアという体で働いていて、給料もなければ、名簿に名前もない)ので、ただハンコを押せば保証人になれる訳ではなく、『公正役場』へ出向いて公正証書を取得してこなくてはならないようです。

公正証書
11,000円の書類だよ!

銀行職員さんが日程の予約などをしてくれて、役場は平日しか手続きできませんので、指定の日に夫さんの本業は有給を取って公正役場前で銀行職員さんと待ち合わせします。

私は行けなかったので、中の様子はわからないのですが、銀行と保証協会の二つ分公正証書を取る必要がありました。
1件につき11,000円必要なので、22,000円支払い無事公正証書をGETしました。

融資を受ける際に必要だったもの

あとはもう流れに身を任せて契約していくだけです。

ボールペンとハンコを用意して、たくさんの書類にサインや押印していきます。
融資してもらう時に必要だったものをまとめておきます。

融資の際に必要だったものリスト
  • 個人の実印(夫婦両方)・会社の代表印・銀行印
  • 履歴全部事項説明書
  • 印鑑証明(個人・会社)
  • 決算書(決算前だったので仮の物を提出)
  • 源泉徴収票(夫婦両方)
  • 会社資料(本業の会社・副業の会社両方)
  • 今回仕入の取引先との契約書
  • 会社のゴム印(あれば)

ゴム印は銀行職員さんのアドバイスで購入したんですが、書類に住所氏名電話番号の記入がとても楽になるので、買って良かったです。
住所氏名電話番号を書く書類が大量にあったので、手書きだと時間がかかって大変だったでしょう。

まとめ

最終的に金利は1.6%になり、その1/3が自治体から助成してもらえる事になりました。
最初の12.5%とは大きな違いです!

借入期間は10年としましたが、まとまったお金ができたら一括返済も可能。

人見知りで他人に頼るのが苦手で、なんでも一旦自分でやってみようとしてしまうのですが、困ったときは信頼できるプロに相談することも大事だと今回気付かされました。

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