こんにちは!流されるままに夫の副業の手伝いとして社長になった女、うつきかずです。
今回は一人会社を二人会社に更新した時の記録を残しておきます。
注:この記事は、2022年4月時点で変更登記を行った際の情報です。
申請方法などが変わっている可能性がありますので、最新の情報を確認するようにしてください!
法律に不慣れな主婦でもできた記録用に記事を残します。
夫が社員になった理由
労災に加入するには会社の構成員になって、報酬をもらっている人にならなくてはいけません。
銀行さんに夫さんを役員にしておいたほうが、融資の手続きが少し簡単になりますよとアドバイス頂いた事。
夫さんは社員でもないボランティアで手伝ってくれてる人、という位置付けなので自己紹介や会社の説明をする事が難しい。
夫の中で、やっぱり堂々と自分の起業した会社の役員です!と名乗りたい!という思いが出て来た。
以上の事から、妻一人会社から夫婦二人会社に変更する事にしました。
給料の金額は?
夫さんは、本業の会社で家族4人生活できるくらいの収入はあるので、副業で多くの給料を得てしまうと税金を沢山取られてしまいます。
なので、あまり収入が増えすぎないよう、月3万円、年間36万円の給与を支払うことにしました。
お小遣いのような金額(笑)
節税のためにこれくらいにしておきました。
子育て世帯が年収1000万を超えると、色々とデメリットがあるのですよ。
合同会社の役員を追加するには?
増資をするか、出資金を分ける
合同会社の役員(社員)になるには、必ず会社に出資しなくてはなりません。
お金を出さないと社員になれないのです。
新たに出資するか、他の役員が出資したものを分け与えるか、どちらかを選びます。
今回は、新たに増資するのは家計の貯金が減ってしまうので、私が最初に出資した100万円を半分に分けて、50万円ずつの持分で夫を役員に追加する事にしました。
出資金の金額で会社内での力関係も示すことになるようなので、仲良く半分こです。
まあ、ほとんどの決定権は夫さんにあるのですがね。
定款や申請書など書類を準備する
定款に夫の名前を入れたり、申請書の書き方を探していた所、とても便利なサイトを発見しました!
こちらのサイトは有料ですが、画面の指示に従って定款を見ながら会社の情報などを入力するだけで、新しい定款や申請書等、全ての書類が簡単に作成できました!
7,700円(2022年時点)ですべての書類が揃いましたので、司法書士さんにお願いするよりお安くできたと思います。
良いサイトを作ってくださって、ありがとうございます!
こちらのサイトもおススメです。
私が使いたかった時には合同会社の変更登記にはが対応していなかったのですが、今はできるみたいです!
次回何か変更がある時は使ってみようと思います。
法務局にも申請書類のテンプレートが用意されています。
極力お金をかけずに変更登記したい場合はこちらをダウンロードして使っても良いでしょう。
料金は収入印紙代(1万円)と証明書・郵送代だけで済みます。
法務局に書類を提出する
役員追加による申請には手数料(登録免許税)1万円がかかります。
収入印紙で支払いますので、郵便局で1万円分の収入印紙を購入しました。
コンビニは200円の収入印紙しか買えない所が多いです。
余談ですが、役所に併設のコンビニは200円以上の収入印紙が売っているところもあります。
夜中急に収入印紙が必要になったときに非常に便利です。
書類に印鑑を押して、会社設立の時は6万円でしたが、更新は1万円で済みました。
法務局は電車乗り継いで行くのが面倒に思ったので、郵送で提出しました。
これで、法務局への届出は終わりです。
書類が通ったかどうかの通知は来ませんので、2週間後位に法務局へ行って「履歴全部事項証明書」を取得して確認します。
ちゃんと夫さんの名前が記載されて、業務執行役員になっていました。
私は2週間で手続き終わってなかったら嫌なので、1か月位放置しました。
面倒ですね・・・。ネットでサクッと確認できるようにならないものか・・・。
役員追加の手続きが終わったら各機関に届出を出す
二以上事業所勤務届を本業と副業、両方の会社に書いてもらい、社会保険の手続きをする。
さて、法務関係の手続きが終わったら、次は社会保険の手続きをせねば。
本業の会社で給料をもらいつつ、副業の会社で給料を支給するということは、ダブルワークになります。
ダブルワークの場合、両方の会社で社会保険をどう払うかがポイントになります。
合同会社の社員は全員役員になるということで、給料が88,000円以下でも強制的に社会保険加入となります。
ついに、本業の会社に健康保険・厚生年金保険 被保険者所属選択・二以上事業所勤務届を書いてもらわなければいけません・・・!
双方の会社の保険証の番号・報酬月額・入社日などを記入します。
収入の多い方を「選択事業所」・副業の会社を「非選択事業所」として、月額報酬を書き、本業の会社の総務の方にお願いして必要事項を書いてもらいます。
夫の会社から書類が戻ってきたら、本人が最寄りの年金事務所に提出します。
郵送やオンラインでも提出できます。
夫さんは平日忙しいので、車でサクッと私が提出してきました。
年金事務所の個人の年金相談窓口は予約取るのも大変だそうですが、法人を扱っている部署はいつも空いています。
給料や健康保険の番号など必要事項を記入するだけなら、調べれば書けるかも知れませんが、この書類を提出すると健康保険や厚生年金の金額が変わるので、下のような、金額が変わったお知らせの書類が双方の会社宛てに届きます。
どちらの会社を選択事業所にしたとしても、保険証が更新されます。
新しい保険証は会社に送付されます。
書類や保険証が急に会社に送られてきて驚かれないように話は通しておきましょう。
自分副業の会社だけならまだしも、本業の会社の給与の月額まで書かれていますので、本業と副業でいくら稼いでいるのかまるわかりです・・・!
副業を隠していたとしてもこれで確実にバレますので、副業を隠さなくてはいけない場合の合同会社の給料は妻さんに支給するようにしましょう。
バレたくないからって給料を得ているのに社会保険の手続きをしないのはダメですよ!
うちの夫さんは本業の会社に話は通してあるので、副業をやっている事を隠していませんが、特にトラブルもなく大丈夫みたいです。
元気に毎日サラリーマンやってます。
税務署に異動事項に関する届出を提出する
次は、税務署に「異動届出書」を提出します。
PDFを印刷して税務署に持っていくだけでした。
今はe-Taxでの申請が推奨されているようです。
まとめ
今回は、副業の会社で収入を役員を追加の手続きをしたときの事を書きました。
登録免許税:¥10,000
書類作成代行料:¥7,700
印鑑証明・履歴全部事項証明書:¥1,050
郵送費:¥210
交通費・印刷・封筒など雑費:+α
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¥18,960+α で役員追加できました。
なかなか大変でしたが、不慣れな主婦でも安く手続きすることができました。
取引銀行に報告とありますが、次の決算後に一言伝えるだけでOKでした。
ネット銀行には何も報告してませんが、大丈夫そうです。
法律は毎年変わっていくので、ここに書いた方法は古くなっていくかもしれません。
ご自分で手続きする場合は、最新の情報をよく見て行ってくださいね。
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